最近──というわけでもないけれど、自分の"できなさ"を認めるようになった。
例えば、自分には理解できないことに直面したとき、分からないとちゃんと認めるようになった。
わかりやすい例で言えば、テストの問題にわからないものがあったとき、素直に分からないと認める。
それで必要があれば理解するにはどうしたらいいか道筋を考えるし、現時点で理解する必要がなければスキップもする。
昔の自分で言えば、このわからないことを認めるというのが恥ずかしいことだと思っていた。
自分の能力が劣っているとか、そういうことを認めたくなかった。
しかし、面白いことに、自分がわからないとか、劣っている──この言葉の使い所は難しいけど──と認めるようになってからは、
むしろ積極的に学びの姿勢が育まれ、真摯に自己研磨に努めるようになったと感じている。
有り体なことばで言えば、自分の弱さを認めるということか。
また、そうすることによる良い副産物として、気が楽になった。
ま、現状の自分のスキルはこんなもんだからな〜、レベルアップできるよう頑張りますか。
みたいな思考回路になるようになった。
未知に直面しても大して動じなくなったし、自分にとってよい影響を与えているマインドセットだと思う。
昔の自分が今の自分を見たら、きっと理解できないだろう。
けれど、それが成長というものなのかもしれない。